「不妊治療は、妊活してどれくらいから始めるべきなの?」
「最初にどこに相談にいったらいいんだろう……」
「相談って、夫婦で行くべきなの?」
とりあえずレディースクリニックに行ってみようかな……
それも方法の一つ。でも私の場合は結局「二度手間」になりました
「アラフォー不妊治療日記」では、39歳で不妊治療をし、開始5か月で妊娠した私の体験談を書いています。
今回は「不妊治療を開始するための前段階」にフォーカス。
- どういうタイミングで、どこに相談しにいくの?
- 不妊治療って、どんな流れ?
- 夫婦で話し合ったことは?
について、前半は「私の体験談」、後半では「妊活をはじめる前に知っておくべきこと」をまとめています。
このブログは妊活初心者向けの内容です。不妊治療についてあまり知識がない方、病院選びを間違えて時間を無駄にしたくない方はぜひ参考にしてください。
私自身も危うく後悔するところでした。
でも、知識を得たことで貴重な時間を無駄にせずにすんだんです!
前回までの不妊治療日記はコチラ↓↓
「【妊娠できた・体外受精1回】40代目前!不妊治療の体験談ブログ①(はじまり~ブライダルチェック断られた編)」
妊娠しない……とりあえずレディースクリニックを受診
「簡単に妊娠できる!」と思ったのになかなか妊娠できないとき、女性としてなんだか不安な気持ちになりがちです。
私もそうでした、ツライですよね。
私たちは入籍してからの4ヶ月間、排卵日を気にして「妊活しよう!」ってモードまでではなかったものの、赤ちゃんがいつできてもウェルカムな状態。
当初は「すぐに赤ちゃんができるかも!」とドキドキしたりもしたんですけどね(笑)
結局は妊娠しませんでした。
やっぱり検査に行っとこ!
チョコレート嚢胞もあるし、アラフォーで高齢出産目指してるし……
卵巣年齢や卵管の通水検査もしておいたほうがいいかもしれないし
「とりあえず検査に行ってみよう」
入籍4ヶ月目のこと、私はわりと軽い気持ちでレディースクリニックを受診。
けれど、結局は検査もせずに病院から帰ってくるはめになりました。
クリニックによってできる不妊治療の範囲が違っていた
レディースクリニックで見てくれた先生は、私と同年代でイケメン(←関係ないけど)の先生。
その先生は、優しい口調でこんなことを教えてくれたました。
- 不妊治療をするにしても、ここでは「限られた検査」や「タイミング法」しかできない
- 体外受精を希望する場合は、不妊治療専門の病院に転院して「検査」をイチから始めることになる。
妊活初心者の私は「え、そうなの!?」って衝撃をうけました笑
妊活・不妊治療は「どこまでするか」決めておくことが大切だった
工藤(私の名前)さんは僕と同年代だから言うんですけど、やっぱり妊娠したいなら早い方がいいと思うんです。
当院に来てくれるのは嬉しいけど、もし体外受精を望む場合は時間がもったいないことになる。
だから「どうしていきたいか、どこまでするか」を、夫婦でよく話し合ってくださいね。
どうやら、大きな病院であれば「不妊治療から出産まで」を診てもらうことはできるものの、多くのレディースクリニックでは体外受精をすることはできないらしい。
私はそんな基本的なことさえ知りませんでした
その後、先生は体外受精までできる不妊治療専門の病院を3件教えてくれました。
お代はいらないですから。でも、もし妊娠したら当院に来てくれたら嬉しいです(笑)
その時は一緒に頑張りましょうね!
なんて良心的(感動)
その数か月後、結局わたしは体外受精をすることに。
そして、なんと今は妊娠して、この先生のところに通っているんですよ!
人気のレディースクリニックで患者数が多いのにもかかわらず、図まで書きながら時間をつかって丁寧に面談してくれた先生に感謝。
だって、何も知らなかった私は、先生の説明がなければこの病院で「投薬」や「タイミング法」などをいろいろ試していたと思うんです。
うまくいかずに体外受精を望んだとき、そこで初めて「ここではムリ。転院が必要」と切り出される可能性もあったってこと。
そしたら、振り出しに戻って転院先でまた検査から始めることになっていたんですよね。
時間も費用も検査の痛み(これが結構痛い)も無駄……そんなの絶対に嫌だ!
先生、本当にありがとう(涙)!
【妊活・不妊治療】事前に知っておくべき基礎知識
知識がまったくなかった私ですが、この体験から
・目的にあった病院を選ぶこと
・時間を無駄にせずに最短で妊娠すること
ができました。
そこで、ここからは妊活・不妊治療初心者が「事前に知っておくべきだ!」と思った内容についてまとめています。
内容はこんな感じです。
- 妊活・不妊治療の流れ
- クリニックの種類とその特徴
私自身が身をもって経験して必要だと感じた知識です。
あとから後悔しないように、事前に知っておくと安心ですよ。
妊活・不妊治療の流れ
妊娠を希望しているのに、妊娠しない期間が一定期間(1年とされる場合が多い)に至る場合は不妊症が疑われます。
もし不妊症の原因が判明している場合には、原因に応じた治療が行われますが、不妊治療の原因はさまざまで、検査しても原因がわからないことって多いんです。
不妊症の原因が分からない場合や女性の年齢が若い場合、不妊治療は一般的に以下の流れで行われます。
- 自然な方法(タイミング法)から開始。妊娠に至らない場合は排卵誘発法が行われる
- それでも妊娠が成立しない場合に、人工授精→体外受精→顕微授精に進む
30代後半以降では、はじめから体外受精を勧められるケースが多いです
妊活・不妊治療のクリニック!種類と特徴
妊活・不妊治療をするクリニックは大きく3種類!
クリニックの種類とその治療内容について簡単にまとめてみました
一般婦人科
- 「タイミング法」もしくは「人工授精」までしか行わないため、「体外受精」ができない
- 「男性の不妊検査」や「卵管造影検査」ができない場合もある
- 「排卵誘発方法」が限定される場合が多い
産科婦人科併設の不妊外来
- 「タイミング法」や「人工授精」までのところもあれば、「体外受精」までできるところもある
- 病院によって「検査内容」や「排卵誘発」の選択肢が異なる
- 妊婦や子供たちと待合室が一緒になる場合がある
不妊専門センター/生殖医療センター/リプロダクションセンター
- 不妊治療専門で「体外受精」まで治療をすることができる
- 病院によっては「タイミング法」や「人工授精」は行わず、「体外受精」から開始となる場合もある
- 検査の種類や、排卵誘発・移植の方法について「選択肢」が多い
- 医師の方針に影響されやすいので、個人の病院でも大学病院よりも「技術力」が高い場合もある
【妊活・不妊治療】クリニック選び方!ポイントは「どこまでするか」を夫婦で話し合うこと
先生から教えてもらったことは、妊活・不妊治療では「どうしていきたいか、どこまでするか」によって選ぶべき病院が異なるということ。
なので、妊活がうまくいかないときや不妊治療をはじめるときは「どうするか」を夫婦で事前に話し合っておくことが大切です。
- 「検査」と自然妊娠に近い形だけの「タイミング法」までしか行わない→一般婦人科でOK
- 「タイミング法」や「人工授精」がうまくいかない場合は「体外受精・顕微授精」まで希望する→不妊センターがオススメ
私たち夫婦の場合、検査する前から
「妊娠するまで諦めない!必要であれば、体外受精・顕微授精まで挑戦する!」
と決めていました
不妊治療をはじめる場合、時間を無駄にしないためには、以下のような流れで進めることが大切です。
- 病院によって治療できる範囲があることを知る
- 妊活・不妊治療を「どこまでするか」、夫婦で話し合う
- 自分達が望む妊活・不妊治療ができる病院を探す
妊活・不妊治療ビギナーさんはぜひ参考にしてくださいね。
不妊治療って不安になりがちだし、周りにも相談しづらいものですよね。
私の体験談が励みになってればとっても嬉しいです!
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